訪問する場所 カシム州

サウジアラビアの中心部に位置するカシム州は、サウジアラビアの中核農業地域です。小麦、ブドウ、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、ザクロ、さまざまな野菜と一緒にナツメヤシを生産することで有名です。この地域には800万本以上のヤシの木があり、世界中に20万トン以上のナツメヤシが輸出されていると言われています。毎年恒例のデートフェスティバルは、収穫期の後に首都ブライダで開催されます。この35日間のフェスティバルでは、さまざまな種類の豪華なデートやその他のデート商品が展示され、GCC地域やその他の国からのバイヤーや観光客を大量に魅了します。その膨大な農業生産量のために、カシム州はサウジアラビアの「栄養バスケット」とも呼ばれています。

カシム州のもう1つの興味深い側面は、この地域で開催されるお祭りの数です。サウジアラビアで一人当たり最も豊かな地域であり、7番目に人口の多い地域であるカシム州は、毎年100を超えるイベントを誇っています。一年のどの時期に訪れても、この地域で興味深いイベントが開催されていることは間違いありません。サウジアラビア観光国家遺産委員会（SCTA）によると、イベントやフェスティバルの開催に関して、カシム地域はサウジアラビアでナンバーワンの州です。

カシム州はサウジアラビアの地理的中心部に位置しています。この地域はナジュド地域と呼ばれます。サウジアラビアで最も長い谷である600kmの長さのワディアルルンマは、西から北東に向かって州を横断しています。この谷は現在ほとんど乾燥していますが、歴史家によると、何千年も前にマッカからアラビア湾に流れていた主要な川でした。このため、この地域にはまだ十分な量の地下水があり、サウジアラビアで最も緑豊かな地域の1つであり、豊富な農業生産量があります。カシム州の気候は、国のほとんどの地域と同じように乾燥していて暑いです。

農業と観光はこの地域の2つの基礎です。あなたは、アグリツーリズムの形で両方から利益を得る機会さえも得ます。農場や果樹園は観光客を歓迎し、雄大なヤシの木立やプランテーションを目撃するユニークな機会を提供します。これらの農場から直接農産物を購入することもできます。

この州には、ブライダ博物館やアロキラット博物館などの博物館で見ることができる豊かな歴史があります。ブライダ博物館の近くには、緑豊かなキングハリドパークアンドガーデンがあります。この公園への入場は無料で、リラックスして充実した時間を過ごすことができます。スイミングプールもあり、公園内ではさまざまなアクティビティも開催されています。ブライダ給水塔は、ブライダの首都の主要なランドマークです。最上階には、街の素晴らしい鳥瞰図を見ることができる視点もあります。

カシム州で2番目に大きな都市であるウナイザでは、毎年12の観光フェスティバルが開催されます。市のトレードマークである文化祭は隔年で開催されます。アルバッサムマンションはウナイザの主要な観光名所の1つで、1955年に建設され、多くの観光客を魅了しています。